Razerから発売されているゲーミングイヤホン「Hammerhead Duo」を購入したので、ゲームを中心に音楽や映画まで実際に使ってみた使用感をレビューしています。
Hammerhead Duoの購入を考えている方は参考にしてみてください!
Hammerhead Duoの基本情報
Razer公式サイトに掲載されている基本スペックを載せておきます。
数値とか細かくは分からないので参考程度に。
概要
- デュアル(ハイブリッド)ドライバー技術
- 3サイズのシリコン製イヤチップ
- アルミフレーム + 編組被覆ケーブル
- インラインコントロール+マイク
- アナログ3.5㎜ジャック
ヘッドフォン
- 周波数特性:20 Hz-20 KHz
- インピーダンス:32Ω ± 15%
- 感度:112 ± 3dB (最大 SPL)
- 入力電力:10 mW/20 mW
- ドライバー:ダイナミック型およびバランスドアーマチュア(BA)型のハイブリッド
- コネクター:3.5 mm 直角ジャック
- ケーブル長:1.2 m
- 概算重量:17 g
マイク
- 周波数特性:100 Hz -10 kHz
- 集音パターン:オムニディレクショナル
- S/N 比:≥ 58 dB
- 感度:-40 ± 3 dB
インラインリモコン
- 音量コントロール: 音量アップ/ダウン
- 中央コントロール:再生/一時停止受諾/通話終了
互換機 スマートフォン、PC、Mac、Nintendo Switch™、PlayStation® 4、Xbox™ 価格 8,880円 引用:Razer 公式
端子は4極ミニプラグのみなので、マイク機能を使うにはほとんどのPCで変換器が必要になります。
個人的にマイクは別で用意するのがおすすめです!
Razer Hammerhead Duoのレビュー
Hammerhead Duoについて深堀りしていきましょう。
Hammerhead Duoの内容物
もう開封済みですが本みたいなしっかり目のパカパカ箱にイヤホンが割とギチっと入ってました。(断線しないか怖くなるぐらい取り出しにくかった)
他にはサイズ違いのイヤーチップと取説、恒例のRazerステッカー×1枚が入っています。内容物としては簡素です。
Hammerheadシリーズは偽物が出回っているとのことでして、イヤーチップを入れている袋が透明だと怪しいみたいですが、上の画像のような薄黒が本物みたいなので僕のは本物だったようですね。
Hammerhead Duoの外観
イヤホン部分はアルミフレームということでかなりガチっとしてる印象です。プラスチックの安っぽい感じとかは一切ありません。
ロゴ部分は綺麗なアクリルになっていて傷にも多少は強そうです。何よりRazerのロゴが入ってるってかっこいいですよね!
全体は黒に統一されているので外出時でもファッションの雰囲気を壊すことなく使えそうです。Hammerhead proなどはケーブルが緑で目立つ感じだし、好みも分かれそうな感じだったので黒統一は良いなと思いました。
ケーブルはほとんど編組被覆ケーブルになっていますが、枝分かれしている部分はナイロン?になっています。ヘタるとしたら枝分かれの根本かイヤホンの根本からボロくなりそうな感じがしますね。
インラインコントロールにはボタンが3つ。両端が音量調整、中央が再生停止として使えるようです。僕は全く使わないし、PCでは正直不要ですね。
インラインコントロールの背面にはマイク穴があります。ただ、音質はそこまで期待しない方が良いです。気軽にVCできるぐらい。(PCで使うには緑とピンクに枝分かれした変換器を使う必要があります。)
ゲーム実況とか配信で良いマイク音にしたい!みたいな使い方は難しいです。マイクは別で用意した方が良いでしょう。
FPSでの使用感
バトロワ系FPSで人気があるAPEX LegendsでHammerhead Duoを使ってみました。
サウンドカードは CREATIVE SoundBlaster H-Fi Titanium HD を使用しています。
まず結論から言うと抜群に良い感じです。しっかり上下左右の足音を聞き分けられますし、グラップルの進行方向や高さ、銃声の方角と距離感もちゃんと聞くことができました。
「上の階で足音するから一旦待とう」とか「あっちで撃ちあってるから裏周ろう」みたいな、音を中心に立ち回ることを可能にできるぐらいですね。
サウンドカードを使っているなら下手なゲーミングヘッドセットとかを買うよりも断然Hammerhead Duoが良いと思います。
サウンドカードが無い場合は微妙
恐らくサウンドカードまでは用意していない人の方が多いと思うので、サウンドカードを使わずにオンボード(元々PC本体にある)も試してみました。
僕はずっとサウンドカード有りでやっていて、そっちの音に慣れてるから割と偏った感想だと思います。
結果から言うと「微妙」です。
音の広がりがないので定位性が悪く、接敵に気付かなかったこともありました。あと、ゲーミング系にありがちなシャリシャリ音が強めで足音自体がちょっと聞きにくい感じです。
100円から1000円台ぐらいの安物イヤホンからの乗り換えならオンボードでも十分良い音になるはずですが、すでに1万円前後とかそれ以上のイヤホンを使っているなら微妙に感じるかもしれません。
Hammerhead Duoはサウンドカードとの併用で強烈なパフォーマンスを発揮してくれたので、サウンドカードの購入も検討してみても良いかもですね。
音楽にも十分使えるレベル
個人的に音質で一番信頼できるAmazon music Unlimitedで「Elektronomia - Limitless」を聞いてみました。EDMだと高音も低音もガンガン出てるので聞き比べに良いかな。と思っています。
低音がしっかりと伸びのある?気持ち良い響き方をします。
高音も耳障りにならない程度にシャリってくれるので、いわゆる「ドンシャリ感」が程よくまとまっていて聞き心地は抜群です。
j-popでもクリアな音質で聞けるので特に気になるような問題は無いですね。
音質自体は問題なく綺麗。でも、ちょっと籠って聞こえる感はあります。一番気になるのは音の広がりが小さい?ので臨場感は少なめ。低音も弱いので没入感はあまり無い感じですね。
とは言え、高級志向でもない限り普通に聞く分には全く問題無いレベルだと思います。
こちらもPCのサウンドカード無しと同様に細かい音まで聴き取れるものの、音の広がりは小さく高音はちょっとシャリシャリ来るけど低音は弱いので臨場感はほとんど無いです。
Hammerhead Duoの売りが「2つのドライバーで低音もしっかり出す」って感じなのにちょっと微妙かな~って具合ですね。
僕のスマホが古いってのもあると思いますが…w
でも外出先で音楽を聴く程度には十分良い音を出してくれる感じの使用感です。
サウンドカードの有無で聞き心地が大きく変わるのは当然なんですが、Hammerhead Duoは音楽に関してはどんな環境でも無難に良い音を出してくれるので、使い道の幅は広いと思いますよ。
コレ1個でゲームでも出先でも事足りるレベルの性能はあります。
映画で使ってみた
Amazon primeでアクション系の映画をいろいろと見てみましたが、さすがに感動したり引き込まれるような音の臨場感は無いです。
普通に観る分には困りませんが、Hammerhead Duoに映画での臨場感とかを求めるには荷が重すぎますね。
サウンドカードの有無でも大差はありませんでした。
評価:1万円以下で満足度は高い
Razer Hammerhead Duo
〇サウンドカードで化ける
〇オンボードでも必要十分な音質
〇音楽も普通に楽しめる
△オンボードでFPSの定位性は微妙
×映画の臨場感は荷が重い
×マイクに期待できない
1万円以下でしっかりと良い働きをしてくれるので買う価値はかなり高いと思います。僕自身メインで使ってるイヤホンでもあります。
サウンドカードがあれば尚良し。と言ったところですが、そもそもサウンドカードの使用感を知らない人にとってはちゃんと良い音を実感できると思います。
マイクを別で用意した方が良いですが、PCで完全に使えないってわけでもないので特にゲーミングPCを買って最初の1本目として使ってみるのも良いんじゃないかと考えています。(マイク使用には別途変換器が必要。個々の環境ごとで変換器などに相性問題の可能性あり。)