ASUSのゲーミングブランド「ROG(アール・オー・ジー)」から発売されているゲーミングマウス【Gladius Ⅱ Origin】を購入したのでPCゲームでの使用感を紹介します。
今回初めてROG製品を買うのが初めてということと、久しぶりにマウスを買ったので非常に楽しみです。
▼動画にもしてみました!
基本スペック
ROG公式サイトのGladius Ⅱ Originページに記載されているスペックを一部引用します。
接続方法 有線 センサー方式 光学式センサー サイズ 126×67×45mm 重さ 110g(ケーブル無し) DPI 100-12000dpi
基本スペックでは特に注目することは無いかなと思います。
最近は軽いマウス(60~80g)が主流なので、その点を考えるとGladius Ⅱ Originの110gはかなり重いです。
内容物
- マウス本体
- 編組ケーブル(2m)
- ナイロンケーブル(1m)
- ロゴ付きマウスポーチ
- 替えマウススイッチ(オムロン製)
- ROGロゴステッカー
- スタートアップガイド
Gladius Ⅱ Originはこんなマウス
先にGladius Ⅱ Originの要点をまとめておきます。
- 右利き用の形
- 重い
- ケーブルが着脱可能で2種類ある
- スイッチが簡単に交換可能
- DPI,LOD,LEDを手軽にカスタマイズ
右手用の形
エルゴノミクス(人間工学)に基づいた設計となっていて、右手専用のマウスとなっています。
今のところ左手用のGladiusu Ⅱ Originはありません。
左側面にサイドボタンが2つ。
ボディ部はラバー加工になっていてグリップ感はしっかりあるので好印象です。模様はマヤ文明の模様がモチーフだとか…??
右側面はボタン類は無し。
こちらも左側面と同様にラバー加工されています。手汗をかいても滑ることは全く無かったので良いですね。
手にフィットするような形なので正面から見るとイビツな形になっています。
ちなみにマウスホイールも側面と同じラバー加工がされています。
四隅にソールが4枚。結構滑りやすいソールです。
左上部分にはケーブルを外す際のロックスイッチがあります。
各ソールの内側にある丸い部分はゴム栓になっていて、ゴム栓を外して中のネジを外すとマウスを開くことができます。
後で中身開いてます
Razer Deathadder ELITEと並べて見ると少し違うように見えますが、掴んだ感覚としてはかなり似ています。
どちらも人間工学に基づいた設計なので同じような感触なんだと思います。
Gladius Ⅱ Originの方が高さがあるので、指全体を乗せることができました。Deathadder ELITEの場合、僕は小指が完全に外に出ちゃいます。
SteelSeries Sensei310も一緒に並べて見ました。Gladius Ⅱ Originが一番大きいですね。
高さもGladius Ⅱ Originが最も高くなっています。
Gladius Ⅱ Originはかなり重い
Gladius Ⅱ Originの重量はカタログでは110g。この時点で重いですが、ケーブル込みの実測値は113gと更に重くなります。直に重みを感じるのでローセンシでマウス移動や浮かす事が多いタイプの人には不向きに感じました。
ソール自体はかなり滑るので、マウスをあまり浮かさず操作するハイセンシ~ミドルセンシぐらいの人には安定感が得られて使いやすいかと思いますね。
マウスをガンガン振り回すフォートナイトが人気でfinalmouseのような60g前後の軽いマウスが注目を集めている今、Gladius Ⅱ Originの重さは好まれにくいような印象があります。
最近APEXをよく遊んでますがGladius Ⅱ Originは1時間ぐらいで結構疲れます。
重いことが絶対に悪!ってわけでもないですが、自分の感度と遊ぶゲームに合わせて考えないと失敗しちゃうかもしれません。
ケーブルは2種類 着脱可能
Gladius Ⅱ Originには専用?のmicro USBケーブルが2本付属しています。
編み編みの編組ケーブルが2m。ナイロンのケーブルが1mとなっています。
編組ケーブルは3.5㎜幅ぐらいありしっかりしてますが、初期の束ねたクセが付いていて治るまで時間がかかりそうです。
本体正面のかなり奥まった位置に接続口があり、専用ケーブル以外では接続が難しいような感じになっています。
断線してしまうと本体ごと買い替えになる可能性も高そうなので、マイナスポイントかもしれません。(物理的に接続可能なケーブルが存在してるかも?)
スイッチが簡単に交換可能
Gladius Ⅱ Origin最大の特徴とも言えるのが「簡単にマウススイッチを交換できる」こと。
ほとんどのマウスがハンダ付けされているそうですが、Gladius Ⅱ Originは独自機構で機械要らずでスイッチの交換ができるようになっています。
適合するスイッチであれば手軽に交換できるので、自分好みのクリックを追求する人に最適です。
付属していたスイッチに付け替えてみたけどクリック感の変化は分かりませんでしたw音は結構変わりましたけど。
本体裏面のゴム栓4つをつまようじなどで外し
ネジを4か所外すことで本体が開きます。
青い横棒が入ってる部分がスイッチ。これを手でスポッと抜いて
替えのスイッチ(グレーの横棒)に差し替えれば終了。
閉めるときは前方をしっかりと嵌めてからケツ側を下げていくとパコっと閉まります。
スイッチの交換はホント簡単でドライバーほとんど握ったことない方でも楽々できちゃうようなレベルでした。
DPI,LOD,LEDを手軽にカスタマイズ
最近のゲーミングマウスでは当たり前ですが、DPIやリフトオブディスタンス(LOD)、LEDライティングを設定できます。
設定にはROG公式サイトからダンロードできる「ARMOURY CRATE(アーマリークリエート??)」をインストールする必要があります。
ボタン設定ではキーボードのキーはもちろん「戻る・進む」やWindowsのショートカットなど幅広く登録可能です。僕はFPSで使うことが多いので、左手では押せないキーをサイドボタンに当てはめています。
DPIは100-12000まで100刻みで設定可能です。DPI変更ボタンをマウスに設定していれば2つ目のDPI設定も使えるので、スナイパースコープの時だけDPIを上げるみたいな使い方も可能です。
ポーリングレートは125・250・500・1000Hzの4段階。
ボタン応答速度は12・16・20・24・28・32msの6段階まで設定できます。
アングルスナップという手振れ補正のような機能もありますが、ゲームでは使わない方が無難です。
LEDライティングは6パターンあります。
パーティションはロゴ・ホイール・底面の3か所それぞれに自由なパターンを当てはめることができます。(ロゴだけレインボーにして他は常時点灯みたいな。)
AURA Syncは他のROGデバイスと同期できる機能のようですが、現状Gladius Ⅱ Originしか持っていないので分かりません。
センサーについても設定可能となっていて、使っているマウスパッドに合わせて設定出来たりします。
LOD(リフトオブディスタンス:センサーが反応しなくなる高さ)についても設定できますが、低が1.5mmぐらいで高が2.5mmぐらいだと思います。正確に測れないので大体です。スミマセン
僕はここの項目はOFFにしているので正直細かな違いまではよく分かってないです。
FPSで実際に使った感想
バトロワ系FPS「APEX Legends」で30試合ぐらい使ってみた時点での感想として とにかく重い です。
APEXはFPSの中でも比較的視点を多く動かすゲームだと思うので特に重さが気になってしまいます。
CODやR6S、CS辺りのFPSであれば、ある程度敵が来る方向が分かっている分視点移動が少ないのでGladius Ⅱ Originでも使いやすいかと思います。
重みがあるのでリコイルコントロールだったり、AIMの微調整は安定してやりやすいのがメリットだと感じました。
ゲームや感度の相性はあるが基本的に優秀なマウス
ここまでGladius Ⅱ Originについていろいろ書いてみましたが、一言でまとめるなら「重い」やっぱりこれに尽きます。
重いのも良し悪しなので、ゲームや人を選ぶかな~って感じですね。
あと、ココがスゴイ!!みたいな特徴が「マウススイッチを簡単に変えられる」ことぐらいなのもちょっと微妙なポイント。ただ、悪いマウスではないです。全体的に高水準でまとまっている良いマウスです。
ただインパクトが弱いだけで、欠点と言う欠点は重さぐらいです。
気になってるなら買ってみても損はないかな、と思いますが、手が小さい人や重いマウスが嫌いな人は避けた方が良さそうだとも思いますね。